ミニトマト栽培|失敗しないトマトトーンの『作り方と使い方』
トマトの花が咲いてきたらやっておいたほうがいいトマトトーン。
皆さん家庭菜園でミニトマト、トマトを栽培していてこんな経験はありませんか?
『花が咲いたけど実がつかない』
『花が落ちてしまった』
もしかすると、トマトトーンの使い方、作り方を
マスターすれば解決するかもしれません。
トマトトーンで失敗する原因
・原液のままかけている
・希釈倍率が間違っている
・気温が高い時間にかけている
理由は様々ありますが、
今回は、実際にトマト農家の僕が行っている
トマトトーンの使い方と作り方を解説して
みなさんの失敗が減ればいいなと思っています。
トマトトーン失敗なし『トマトトーンの作り方と使い方』
そもそも、なぜトマトの実がつかないのか?
ミニトマトの実がつかない理由は、様々ありますが
今回は『受粉不良』にお話いたします。
トマトは本来、自家受粉植物で風や、虫等の振動で受粉します。
ですが、ハウス栽培や、風が当たらないところ、(風の当たらないベランダ栽培や屋内で栽培等)
蜂や蝶、自然界の影響が乏しい環境では、そもそも受粉しにくいのです。
そこで登場するのが
トマトトーン
使ったこともある方もいると思いますがトマトトーンを使うことで、
着果する確率が上がります。
薄めて使うものや、薄めずにそのまま使うものがありますので
お好きな方をお使いください!
トマト農家が使っているのは上の画像の薄めるタイプのトマトトーンがほとんど
ポームセンターやネットショップでも購入できるので
探してみてくださいね!
ここでは薄める方のトマトトーンの解説をしていきます
トマトトーン使い方(作り方)
僕達が使っているもの葉、この写真のトマトトーンになります。
開封すると!⇓
まず説明書が入っています。使用可能な作物名や、
倍率、使用回数等が書いて有りますのでしっかり説明書に目をとうしておきましょう!
そしてこれがトマトトーン原液になります。20ml入っています。
使うのはこの原液になります。
原液には、蓋がついていないの
このようにして上の細長い部分を『カポっ』と開けます。
細長い部分を横に倒すと写真のように簡単に折れます。
原液がこぼれないように気をつけてくださいね!
写真では片手で開けていますが、
必ず片手で開ける必要はありません。ハサミを使って切ってもオッケイです!
では実際に散布駅を作っていきます!
失敗しないトマトトーンの薄め方
トマトトーンを作る前に
トマトトーンは、多くのご家庭、農家でも使われる安全なものではありますが、
「あくまでも農薬です」
使用条件、使用法を正しく守ってお使いくださいね!
かならず説明書、使用方法をよんでから作る
トマトトーン詳細のリンクを貼っておきます。見てみてください⇓⇓
まずは準備物。
・計量カップ(メモリがあるもの)
・トマトトーン
・よく洗った2Lペットボトル(散布液保存用)
・あれば茶色の一升瓶×2(なくてもオッケイ)
散布液はみなさんがだいたい使うであろう
環境下、20度以上の場合の作り方をご説明致します。ご参考に!
作り方
1.カップで2Lの水を計量。
2.計量した水を2Lペットボトルに全て入れます。
3.その2Lペットボトルにトマトトーンを1本20mlすべて入れる。
4.その後2Lペットボトルに蓋をして『シェイク!』よく混ぜます
5.完成
この方法で散布液を作れば失敗は減りますよ!
保存方法本来は、中の見えない容器が好ましいので、
茶色い一升瓶なんかがベスト
ない方は、散布液を作ったペットボトル容器を
そのまま保存容器としてお使いください!
ここで保存方法のポイント。
日の当たらないところに入れておきましょう!
作ったトマトトーン希釈液は、1ヶ月は保存できます。
『2リットルも使わないよ!』
という方は、先程の作り方の『半分の水の量』と『半分のトマトトーン』で
散布液を作れば、同じ100倍希釈の散布液が出来上がりますのでオタメシください!
もし、半分で作った場合、トマトトーンも半分余りますので
その場合は、このようにして日の当たらない冷暗所に
保存するといいですよ!
これで失敗しないトマトトーン散布液が完成しました!
次は、かけれる回数と場所を説明します
かけれる回数と場所
失敗しないために、重要なお話をします
みなさんが栽培しているトマトはなんですか?
「大玉トマトなのか」「中玉トマトなのか」「ミニトマトなのか」
トマトの種類で「かけれる回数と場所が決まっています。」
なので自分の育てているトマトは、どのトマトなのか知る必要があります。
基本的にトマトトーンの散布方法は、2種類
ミニトマトは、『1つの花に1回』
大玉中玉トマトは、『1つの花房に1回』
つまり
ミニトマトは、花のある数だけ、かけれるということ
ただし、1度かけた(散布した)花にはかけれませんので注意が必要です!
大玉中玉トマトは、花房に1回しかかけれないということ
花が沢山咲いていても、大玉中玉は、一回だけしかかけれません。
なので3〜5個花が咲いてからかけるようにしましょう!
花房がわからない方は写真を参考に⇓⇓
ちょうど僕の手がある花の集まり(ふさ)が『花房』です!
地面から一つ目の果房が『第一花房』と言い、
二つ目のふさが『第二花房』と言いまして、次々と出てきます。
トマトトーンの散布は、花又は、花房が出てくるごとに
繰り返し、散布を行っていきます。そうすることで
確実に実を付け、トマトの成長を安定させることもできます。
コツコツ地味な作業ですが、収穫を楽しみにして頑張りたいですね!
失敗しないトマトトーンの使い方(かけ方)
まずは、霧吹きに散布液を入れてご用意ください。
どんなものでもいいのですが、
僕たちは、霧吹きの先が長く、
ピンポイントでかけれるものを使っています。
これで失敗を減らすことができます!
失敗しない「散布するタイミング」
まず、大玉、中玉、ミニトマトどのトマトにしても、
・3〜5個花が咲いている果房(ふさ)にかけましょう!
・涼しい朝か夕方に散布しよう!
暑い時間帯は絶対にかけないでくださいませ!
失敗しない「かけ方やり方」
この写真のようにして、手で花を囲い
狙ったところにかけます。
トマトトーン希釈液をかける際、注意が必要なことがあります
トマトの成長点付近にかからないようにする
成長点付近にかかってしまうと芯が止まったり、
奇形になったりと様々な影響が起こります。
なので、手でカバーしてあげるとオッケイ!
散布する量(かける量)
トマトトーン散布駅をかける量は、
写真の様にしっかり、花全体にかかるくらい霧吹き等で
散布するとぐッと!
『霧吹き2プッシュ』くらいかけると良くかかります
おまけ豆知識
トマトトーンを使って、早く実がつかないか待ちきれない方へ、
じつは、トマトの実は表に見えなくても、きちんと成長しています。
その成長を確かめる方法があります。それが
花の付け根を軽くつまむ
実際に目で見てみの確認ができない写真のトマトの花ですが、
きちんと着果していれば
写真のように花の付け根をつまむと
BB玉くらいのトマトの感触がわかります
もう少し大きくなると⇓⇓
見えてきました!!!!!!!
真ん中にあるのがトマトです。こうなると楽しくなってきて
ほんとに早く大きくならないかなと
思ってしまいますね
ですがここは、我慢して
じっくりゆっくり美味しいトマトになるときを
気長に待ちましょう!
美味しいトマトに育てるためには
脇芽かきも大事!
脇芽かきの記事もありますので興味のある方は、見てみてください!⇓⇓
みなさんのトマトがおいしく育ちますように!
紹介アイテム一覧
薄めてる買うタイプのトマトトーン
薄めずそのまま使えるトマトトーン
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2020年5月19日追記
僕のトマトがネットで購入できるようになりました!
詳しくはこちらの記事から⇓
最後までご覧いただきありがとうございます!
では、次回の記事で!
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